じゃっくの雑多趣味ブログ

いろんな趣味の備忘録

YAMAHA YZF-R1(2008)インプレ

前に乗ってたNinja400を友達に売っ払って今のR1に乗り換えたのが今年の3月だった。それから半年経っていろいろわかってきたのでインプレです。 

YZF-R1(2008),Ninja400(2017)

新旧じゃっく号

 前に書いたNinjaの記事が残ってたからトピックは丸パクリしたろw(写真は消えた)

theurawaempire.hatenablog.com

YZF-R1の概要

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顔がいい 

スペック ()内はNinja400のスペック
  • エンジン:直列4気筒(並列2気筒)
  • 排気量:998 cc(399 cc)
  • 出力:180 PS(44 PS)
  • トルク:112.7 N・m(37 N・m)
  • シート高:835 mm(805 mm)
  • 車重:197 kg(209 kg)
  • 燃費(実測平均):14.5 km/L(24 km/L)

 ぱっと見で印象が強いのは出力だろうか。Ninjaの4倍以上の馬力をNinjaより軽い車体で発揮する。同じ乗り物でもここまで違うか・・・

購入した車体について

買ったのは2008年モデル(4C8)で、購入時点の2020年からすれば12年も前のモデル。しかしながら、このイケメンすぎるフェイスとYAMAHAブルーの車体、リッターSSという称号、ロマン砲ことセンターアプマフラーに惚れてしまいまだローンが残ってるNinjaを売っ払って速攻で乗り換えに至ってしまった。

ざっくり

Ninjaと見た目は似ているが、Ninjaがフルカウルツアラーだったのと違いR1はゴリゴリのレースマシン。快適装備や楽チンポジションは全て消え去り、走ることだけに特化している。

車体

車体自体はNinjaより小さい。だからと言って迫力が無いわけではなく、ガトリングヘッドライトやセンターアップマフラーといった他では少ない威圧感溢れる装備が満載されておりだいぶ強そうに見える。(クソ語彙力)

車両の重量は200 kgを切っておりリッターバイクとしては極めて軽量にできている。一方で軽いから取り回しがしやすいかと言ったらそんなことは無く、低いハンドルとステダンのせいでNinjaより遥かに取り回しがやりにくい。Ninjaでやったことのなかった押しゴケまでしてしまった。

シート高は835 mmで低身長殺しのシート。161 cmの身長だと両足は付かないし、片足つけるにも半ケツずらすハメになる。なのでローダウン突っ込んだ。

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ローダウン突っ込んだ両足の足つき。爪先着くだけでも安心感が違う。

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片足の足つき。指は第一関節まで全部着くので楽勝。低身長は黙ってローダウン入れよう!

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ハンドルはクッソ低くマウントされてるので走ってる時は土下座スタイルになる。ただ遠くはないので小柄でも無理のない土下座ができる。姿勢はキツいけど長距離を高速で移動する時は風を受けにくく疲れにくい。ただし1日の走行距離が400kmを超えると肩が壊れるので気をつけよう。

タイヤはミシュランのPower5を履かしてる。峠でちょっと元気よく走ったりする程度ではグリップは全く問題なく、パタパタ倒れてくれる。

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激エモセンターアップマフラー


トランスミッション

6速MT。1速からしてありえんくらいロングなギヤ比で、レブまで回せば1速であっても高速のオービスが光るくらいの速度は出てしまう。なんでもサーキットの場合は1速でパワーバンドに入れたあとギヤチェンジをしながらずっとパワーバンドで加速し続ける、という思想らしい。一般道ではギヤチェンサボれるくらいしかメリットないです。

ちなみにスリッパークラッチという素敵機能がついてるので、適当にシフトダウンしてもリヤタイヤがロックしない。クラッチも若干軽くなってるっぽい。

エンジン

漢のリッターマシン。

レッドゾーンは13750rpmから。1000ccのエンジンがそんなに回っていいのか・・・

一個前のモデルは5バルブ、一個後のモデルはクロスプレーンと特徴のあるエンジンを積んでるんだけどこいつは普通の4バルブエンジン。ある意味一番普通なSSで一番普通じゃないR1なんだな。

最大トルクは10000rpmで発揮し、最高出力は12500pm。見てわかる通りで超高回転マシンで回してナンボのエンジンである。なお回すと免許がなくなる模様。

0-100は3秒フラットとのこと。その辺走ってる車では全く歯が立たない加速をする。しかも0-100ではまだパワーバンドに入らないので本領発揮してないという。ゼロヨンではランボルギーニ アヴェンタドールを負かすらしい。

積載

何も載らん(無慈悲)

リヤシート下はETCとドラレコいれて終わり。サイドバッグはセンターアップマフラーに焼かれるし、シートバッグは固定用の紐が燃える。当然荷掛けフックなんて物は付いてないのでネットも使えない。とはいえ工夫してゴリ押しすればキャンツーもできる。なお推奨はできないです。

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乗りごこち

ロンツーは覚悟キメろ。各項目に書いてなくても熱がとにかく尋常じゃない。触媒が右足太腿のすぐ近くにあるのとセンターアップマフラーなのとSSなのでそもそも熱がヤバイので常に下半身は燃えてる。これは同じリッターマシンのNinja1000とかと比較してもそうなので、R1の持病なんだと思う。夏場は速やかに熱中症になるので気をつけよう。 

街乗り 

小回りは効かないわエンジンはクソ熱いわ姿勢はキツいわ回せなくてつまらんわで全く楽しくない。R1に乗り換えてから街中を走ることがかなり減った。大体速攻で高速道路乗るからな。 

シグナルダッシュレーシングはほぼ最速なので通勤快速をお求めの方にはおすすめです。

高速道路

走ってて楽しい。1速でぶん回して乗るもよし、6速でダラダラ巡航するもよし。6速100km/hだとエンジンは4000rpmちょいくらいで楽チン。その気になればもっと高い速度で巡航も楽勝でできるけどタイヤ的にも免許的にもお勧めできないね!

追い越しはどのギヤどの回転数からでも全く問題ない。思いっきり加速を楽しもう。

前の世代のR1が謳っていたキャッチコピーが「ツイスティロード最速」なんだけど、まさにその通り。高速コーナーも低速コーナーも自由自在にパタパタ倒してクリアしていける。体感400ccと大差ない倒し込みの軽さに怒涛のトルクで本当に速い。低いハンドルも峠ではバンクした時のアクセルワークに集中できるというメリットに直結していて走りやすい。ただし荒れた道はNinjaより走りづらく感じた。

オフロード

無理です。(断言)

千里浜なぎさドライブウェイという砂浜走れる道があるんだけど、砂にタイヤ取られた時の挙動がNinja時代より遥かに怖く感じた。カウルもぶっ倒したら高いし慎重に乗るしかねえ。

 ざっくりまとめ

ゴリゴリのレースマシンということで潔く街乗りを切り捨てた完全に趣味の乗り物。燃料はハイオクでワンタンク200kmも走れば悲鳴あげるしケツは燃えるしで本当に極端。ただしツーリングは行こうと思えば普通に行けるしキャンツーもできる。何よりリッターSSの加速は本当に脳味噌溶けるくらい気持ちの良いもので、何度でも味わいたくなる。走りにこだわるバイクの楽しみを究極まで凝縮したようなマシンでこの充実感、所有感は他のバイクでは味わえないと思う。

ツーリングに行くためのマシンではなく、マシンに乗るためのツーリングになる。それがYZF-R1の魅力。

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